
日本一周に向けて買ったと言っても過言ではないinsta360X3
言わずもがな一番有名な360度撮影カメラ
動画はもちろん静止画も撮れる。
去年の日本一周勢のヒロマス氏が「見返すとバイクだけの写真ばかりで自分写っている写真がないな」的な理由で導入されていたのに大いに感銘を受けて購入しました。
去年の日本一周勢のヒロマス氏が「見返すとバイクだけの写真ばかりで自分写っている写真がないな」的な理由で導入されていたのに大いに感銘を受けて購入しました。

アクセサリーの消える自撮り棒を使えばこのように第三者が撮った風に撮れる。
日本一周中はこのカメラの写真をBlogに使う機会も多いと思う。
楽に自撮りができるカメラだが面倒なのが後処理。
360度の素材写真を撮影し後処理で画角等をフレーミングして書き出すというもの。もちろん360度写真としての書き出しも可能だ。
おそらく日本一周中は360度写真にするより、リフレームして標準の画角で書き出す方が多いと思います。
あくまで僕自身が現時点でBlogに使う用に一番最適だと思っている編集処理方法を検証・記載していきます
insta360の360度写真データからのリフレーム方法
今回は写真のリフレーム方法について書いていきます。

insta360で撮影した動画・写真データの編集は基本的に純正アプリの「insta 360 Studio」を使うことになります。
insta360X3の写真ではinsp +Rawで撮影しています。
inspというのはinsta360の360度写真の拡張子になります。
詳しくは分からないけど360度のJPGデータみたいなものだと捉えています。
inspというのはinsta360の360度写真の拡張子になります。
詳しくは分からないけど360度のJPGデータみたいなものだと捉えています。
RAWは言わずもがなinspに変換する前の生データです。
insta360X3ではRAWはDNG形式のRAWとして保存されます。
insta360X3ではRAWはDNG形式のRAWとして保存されます。
後処理を考えるとRAW記録はしておきたい所ですね

ちなみに今回の説明で使うデータはこちらになります。(リフレーム済み)
このデータのRAWは約135MB・inspは約24MBです。
insta360X3は7200万画素 (11968×5984)なのでRAWのファイルサイズがエグいです。
insta360X3は7200万画素 (11968×5984)なのでRAWのファイルサイズがエグいです。

ちなみにプレビューするとこんな感じ。上がinsp・下がRAW(DNG)
inspとRawで並びが違うのはなぜでしょうか?
とりあえずinsta 360 Studioでファイルを開きます。
今回はリフレームの方法は省略します。
リフレームの際に画面比率を選ぶことができるのですが、僕はBlogでよく16:9の比率を使用するので今回は16:9で話を進めます。
フレーミングが決まったらデータを書き出すのですが、2通りの方法があります。

メイン画面の右端に「スクリーンショットを撮る」というボタンがあるのでこれを使うか

エクスポートという項目があるのでそこから書き出す方法。
どちらもJPGファイルで書き出されます。
両方で書き出した写真を比べてみます。

スクリーンショットで書き出し◼︎解像度3840 × 2160

エクスポートで書き出し◼︎解像度自由に選択可能
この2つの書き出し方法の違いは出力解像度が変更できるかどうかです。
スクリーンショットは解像度固定で約800万画素あります。
スクリーンショットは解像度固定で約800万画素あります。
エクスポートは解像度を変更できますが、あまり大きくしてもBlog用途では意味がないのでスクリーンショットと同じくらいで書き出しました。
若干だけスティッチング(両レンズの繋ぎ目)の処理が違っていますが
2枚の画像を比較してもほとんど違いはありません。
2枚の画像を比較してもほとんど違いはありません。
厳密に見ないならどっちでも良い気がしますが、解像度を変更できる点からエクスポートで書き出すのがおすすめです。
inspとRawの違い
「色々調整できるからRawファイルの方が絶対良い!」と思っていてRaw記録しているのですが、insta360X3ではRawのみは選ぶことができずinspと同時記録になります。
当初僕はinspを使わずrawファイルを使って色調整・リフレーム作業しようとしていたのですが・・・
insta 360 Studioだと色味の調整ができません
普通のカメラのRAWファイルだとPhotoshop等を使ってRAWデータの色味を調整するのですが、insta 360 Studioにはその機能はありません。
insta 360 StudioでRawファイルを開くとPureShotという機能が適応され写真の明るさ等が自動調整されます。

PureShot適応前

PureShot適応後
手動で色味調整できないですがPureShotである程度自動で調整される感じです。
なのでinsta 360 StudioでやることはPureShotを適応してリフレームして書き出す。以上です。
ここからが今回僕が記事にしたかった点。
PureShot適応でマシにはなるけど満足いく調整じゃない。。。
というかinspのままの方が綺麗。ということ。
というかinspのままの方が綺麗。ということ。
PureShot適応したRawファイルとinspファイルをそのまま書き出した写真を比べてみます。

PureShot適応Raw
inspそのまま書き出し
inspの方が全体のコントラストとさいどが高め。
空の青さと緑の発色が良いです。
特に画面左の地面の具合はinspの方が良い。
特に画面左の地面の具合はinspの方が良い。
insta 360 Studioを使うだけならRawよりinspを書き出す方が個人的に好きです
書き出す前の段階で自分で色味触れないならあまりRawで撮る意味がないのでは?とすら思えてしまいます。

PureShot適応Rawを拡大したもの

inspそのまま書き出しを拡大したもの
シャープさもinspの方がシャープに見えるので本当にRawで撮る意味とは?
スマホでもそうですけど最近のカメラ内の処理は優秀ですね。
とはいえ僕も写真をお仕事にしている身。調整してみます。
書き出した写真を調整してみる
フォトショで調整してみました。

PureShot適応Rawを書き出して調整

inspそのまま書き出して調整
inspの方が仕上げやすい・・・
う〜ん結局Rawで撮ろうが書き出したらJpgだし、どうせjpgなら元の色味がいいinspの方が触りやすい💦

PureShot適応Rawを書き出して調整、拡大

inspそのまま書き出して調整、拡大
拡大してもやっぱりinspを調整した方が綺麗な気がする。
結論
色々とパターンを試してみました。
・Rawファイルをフォトショで調整、DNG形式で書き出し→insta 360 Studioで360度写真として認識せず❌
・Rawファイルをフォトショで調整、Raw強化(ノイズ処理)、DNG形式書き出しも同様に360度写真として認識せず❌
・Rawファイルをフォトショで調整、JPG・tif形式で書き出し→insta 360 Studioで開いても360度写真として認識せず❌
・Rawファイルをinsta 360 Studioで360度写真(jpg)として保存→フォトショで調整→再びinsta 360 Studioで開いてリフレーム書き出し⭕️
・Rawファイルをinsta 360 Studioで360度写真(DNG)として保存→フォトショで調整→再びinsta 360 Studioで開く❌意味なし
・Rawファイルをフォトショで調整、Raw強化(ノイズ処理)、DNG形式書き出しも同様に360度写真として認識せず❌
・Rawファイルをフォトショで調整、JPG・tif形式で書き出し→insta 360 Studioで開いても360度写真として認識せず❌
・Rawファイルをinsta 360 Studioで360度写真(jpg)として保存→フォトショで調整→再びinsta 360 Studioで開いてリフレーム書き出し⭕️
・Rawファイルをinsta 360 Studioで360度写真(DNG)として保存→フォトショで調整→再びinsta 360 Studioで開く❌意味なし
以上を試してみた。
結局本当の意味でカメラに保存されたままのRAW(DNG)データの色味等を触ることはできず、PureShotの自動調整が唯一色味を触れる要素です。
そのデータをJpgに書き出してフォトショで色調整するのですが、ちゃんとやろうと思うとちょっと時間がかかるしinspのカメラによる色付けの方が一般的に綺麗で遥かに時短、
なので僕のおすすめはinspをリフレーム書き出ししてフォトショで色味を調整する。
と言うのが時間がかからず仕上がりもそれなりになると思いました。
とりあえず日本一周中はこの方法でBlog用にデータを作ろうと思います。
もちろん今後RAWファイルの最適なワークフローが見つかるかもしれないのでRAWでの記録はしていきます。
そんな感じ、改めてカメラ内部での処理って優秀だな〜と思いました。

inspそのまま書き出し

inspそのまま書き出して調整
最後に
よろしければもう1つ記事を読んでいただけると嬉しいです。
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