ツーリングサポーターを日本一周で半年毎日使用してみた感想[ナビアプリ]


日本一周の時はスマホナビを使用していました。

ナビアプリは大多数の方がGoogleMAPを使っていると思うのですが僕はツーリングサポーターを使用していました。

日本一周185日間ほぼ毎日ツーリングサポーターを使用した僕がメリットデメリットを書いていこうと思います。

機能が多いので基本的な項目しか使っていませんが参考までにどうぞ。

僕がツーリングサポーターを日本一周時のナビアプリに使おうと思った理由は別記事にて書いています

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ツーリングサポーターについて

ツーリングサポーターはNAVITAMEが提供している二輪用ナビアプリです。

基本無料ですが、各種機能を使おうと思うと課金が必要です。
月500円のプレミアムコースと月1,000円のプレミアムプラスコース。
各コースの違いは以下になります。
この表だけでざっくりとしな内容はわかると思うので説明は割愛します。
アプリ内課金できますが、amazonなどで1年分も販売しています。
長期使う前提で少しでも安くしたい方はポイントが返ってくる分アプリ内課金よりもお得だと思います。
1つ注意なのですが1年分ライセンスパックはプレミアムプラン用です。
プレミアムプラス版の1年ライセンスはありませんし、差分だけ課金とかもできません。

実際に使用した環境と選んだプラン

さて実際に僕が日本一周使ったプランはプレミアムプラスプランでした。

現在は1,000円/月ですが僕が使っていた時は800円/月でした。

月額課金なので少々・・・というかGoogleMAP基準で考えてしまうので高いですよね💦

僕がこのプランを選んだ理由はオフラインマップ・オフラインナビ・オフライン検索モードが使える事が決め手。

ネット環境が無くても地図データの表示ナビゲーション、目的地検索ができるという機能です

そんなのGoogleMAPでもできるじゃん!という感じですが、やっぱり気になるのはGoogleMAPだと変な道に誘導されることが多いということ。


それまで僕はスマホナビをバイクで使用したことがなく、BMWのモトラッドナビゲーター6を使っていました。

GoogleMAPは結構やばい道を案内するものだと口コミで聞いていたので日本一周でGoogleMAPを使うのはやめておこうと思いました。


これが僕の日本一周でのナビ環境です。

simの入っていないサブのスマホにツーリングサポーターを入れて使用しています。

メインスマホからブルトゥースペアリングしているので一応常時ネットにつながっている感じではありますが、回線が楽天モバイルなので圏外が多い事やブルトゥースペアリングは速度が出ないので基本的にオフラインとして扱うことにしていました。

なのでオフラインマップやオフライン検索のできるツーリングサポーターにしたという訳です。

実際に使用

実際の日本一周中の僕の使い方は

・出発前にPCでその日のルートを作成

・スマホにルートを移す

・ツーリング終了後ログ記録停止ボタンを押す

僕の基本的な使い方は以上です。

・出発前にPCでその日のルートを作成

ツーリングサポーターにはブラウザ版もあってログインしておけばルートを一括で作って保存しておくことができます。
8か所迄経由地を登録できる為、目的地に着くたびに次の目的地入力をしなくても済みます。
なので僕は前日の夜か朝に自前のノートPCでその日の目的地を登録しておいてルートを作っておきました。
有料道路使用の有無や排気量の設定や景観重視のルート選びなどできます。
スマホアプリでも作れますがPCから作る方がスポットを調べやすいですし、圧倒的に時短になります。
・スマホにルートを移す

作ったルートはWEB上に保存される(プレミアムプラスは100件まで)のでスマホのツーリングサポーターアプリで先ほど作ったルートデータを読み込みます。
もちろんこの際にはネット接続が必要なので宿のwifiやテザリングする必要がありました。
なので完全にオフラインのスマホだと使用できないので注意です。
あとは出発するだけ。

ナビの画面はこんな感じ。
数種類表示パターンがありますが僕はこの画面で使用しました。
縦横両対応ですが僕は横向きで使っていました。
①のように画面の1/3程が次の転換ポイントが表示されるため走行時でも把握しやすくなっています。
僕はインカム装備していますがナビの音声は聞こえないようにしていました。
それでも転換ポイントが分かりやすいので特に不便はありませんでした。
②はVICSの渋滞・規制情報。
車のナビにもあるやつですね。
ONにしておけば渋滞している個所を赤く表示することもできるしルート検索で渋滞を考慮したルートを作ることもできます。
③は現在の速度。
速度オーバーをしている場合はこのアイコンが赤くなります。
④はGPSログの操作ボタン。
記録開始と一時停止と終了ができます。
ログを取り始めてからの時間も出ます。
表示が邪魔な場合は隠すことも可能。
⑤地図の縮尺変更ボタン。
これは説明不要ですね。
⑥現在の道路名やその道路の制限速度、目的地までの時間・距離が表示されます。
目的地までの距離はルート全体の残り距離や次の目的地までの距離・時間に変更できます。
画面の基本的な項目は以上です。
・ツーリング終了後ログ記録停止ボタンを押す
その日のツーリングが終わったら⑥のログ取得終了ボタンを押します。
この時ネットに繋がったいたら自動でWEBに走行ログが記録されます。(保持件数はプランによって違います)
走行ログはWEBで閲覧可能です。
これが僕の使用です。
他にもいろいろと機能がありますがあまり使用する事はありませんでした。

実際に使ってみた感想

実際に使ってみた感想ですが、当初からの想定通りオフラインマップ・オフライン検索は特に不備なく使えました。

出発前にルートを作って1度取り込んでしまえばその後はオフラインでもいいのでスマホをネットに繋いでいなくても基本的に使えました。


肝心の誘導されるルートも数回は砂利道や狭い道に誘導されることがありましたが概ね普通に走ることのできるルートが多く、GoogleMAPのように変なルートになることはありませんでした。

日本一周中はバイク通行禁止の場所に案内されたことはないので気が付かない内にバイク専用ナビの恩恵をうけていたのかもしれません。

僕の場合は250ccだったので2段階右折等はありませんが、排気量別にルートを検索できる点も便利だと思います。

便利だったのはガソリンスタンドの値段を表示する機能。

これはネットに繋がっていないと表示できませんが、値段付きでスタンドが表示されるのはかなり便利でした。

地図を見てもらえばわかるのですが、この範囲内でも5円の差があるので少しでも節約になります。

ほぼ毎日給油していたのでナビの課金代を少しは賄うことができました。
他にオービスポイントの表示等もあり、そこそこ便利だなという感じ。
普通にナビとして使うならおおむね満足な内容でした。

こういう点よりもデメリットの方が気になる方も多いと思うので不満点を書いていきます。

ツーリングサポーターの不満点

・目的地検索機能

これが一番不満だったののですがアプリ・WEB共に検索に不満がありました。

一般的な目的地は出てきますし、予測変換もされるので基本的にはナビとしては優秀だと思います。

ところで日頃行きたい場所を探す時ってGoogleMAPで探しませんか?

僕も行きたい所リストはGoogleMAPのMyMAPで管理しているため、MyMapを見ていきたい場所をナビタイムでルート登録しようとするのですがナビタイムでは検索しても場所が登録されていないことが多かった。

特にライダー的なスポットって一般ユーザーが適当につけた名称で地図に登録されていることもあるのでナビタイムで出てこないことが多く、結局住所で検索し地図上で微調整して手動でピンポイント指定することが多かったです。


これは僕が行った場所の1つで同じ場所をそれぞれ表示した例なのですが、白いファミリアが沈んでいるのでGoogleMAPに白いファミリアという名前で登録されている場所です。
当然ツーリングサポーターには入っていないので住所から検索した。
この場所の場合だと住所検索でも出てくるし、お互いの地図もほぼほぼ同じ感じですが、もっと分かりにくい山の中のような場所で地図からピンポイントで登録する場合「この川沿いのカーブのこの辺り」とgoogleの方で見てもナビタイムでは川すらない(逆もあり)ということもあり少しイラっとします。
大きな問題ではなく小さい事なのですが、そういうのが重なるとちょっと使いづらいな・・・となりました。
そしてもう1つ。
ルート案内中に経由地を追加したい場合は一旦今のルートを削除しなければならないので再設定が面倒。
現在のルート案内に割り込ませることができないのがかなり面倒です。
またルート作成に経由地8件までというのは1日がっつり観光しながらツーリングするには少ない時もあったのでもう少し件数を増やしていただきたい。
・走行ログが使いづらい
走行ルートの記録って結構大事じゃないですか?
ツーリングサポーターは走行ログが取れますが、走行ログの保持は無課金で3件、プレミアムで50件、プレミアムプラスで100件残せます。
課金を辞めたら今までの走行ログはそのプランの保持件数しか残りません。
僕は日本一周を終えたら無課金にしたので最後の3件しかログが残っていません。
しかもこの走行ログ、スクリーンショットを取る以外では外部出力できないのです。
なので日本一周のルートを1つのMAPに落とし込むということはできませんでした。

使用している方も多いと思いますがGoogleMAPアプリだとロケーション履歴をONにしておけば行動のログが取れるのでそっちの方が便利です。
純粋にバイクで移動した距離だけが知りたければツーリングサポーターのログは便利ですが、滞在した場所の滞在時間や歩いた距離というライフログ的なものは記録されないので結局日本一周のBlog記事を書いたりする時はGoogleのロケーション履歴を使っています。

それとツーリングサポーターのログ記録は開始時はナビをセットしたら自動で開始されますが、終了時は自分で終了ボタンを押さないといけません。
これ地味に忘れるんですよね
その場合翌日ルート設定しても、引き続き記録されたままになり、このように2日分が1つのデータとして登録されてします。
使い勝手が悪いので個人的にこの機能はGoogleのロケーション履歴を使った方がいいなという結論になりました。
・天気機能は微妙

これは便利な機能の1つでしかないのですが、今いる場所の天気予報や6時間先の降雨・降雪が分かります。
しかしナビ画面ではなくメニュー画面に戻らないと見ることができないし、天気って天気アプリで見るし雨雲レーダーで見ますよね?
全く不要な機能をプレミアムの付加価値として搭載しているのかなと思いました。
どうせならナビ画面の地図上に雨雲を映したり、気温を表示してほしい。
・縮尺ボタンが小さい
結構縮尺を切り替えるのって多いと思うのですが、縮尺ボタンがグローブ越しに使うには小さい気がします。
よく逆に押されてしまうことが多くストレスがたまりました。
ちょっと大きくするだけでよくなるので改善していただきたいです。
・ナビの一時停止がすぐできない
ツーリング中にナビとは違う道に行こうとか脇道に行こうとかあるじゃないですか?
リルート機能はあるのですが、ちょっと辺りをウロウロと散策する際にナビのリルートが邪魔で、周辺を知るために地図を拡大表示していてもリルートで広域MAPに切り替えられるのがうっとおしかった。
ナビ中止ボタンはあるけど、ナビゲーション一時停止昨日は無いのでメイン画面にそういう機能があればいいと思いました。
ナビを一時中断し、目的地の方向だけ表示される「さすらいモード」の実装とかどうでしょう?
全体的に小さなことですが月額払っているアプリなのでもう少し改善してほしいなという出来でした。(僕が把握していないだけだったり、現在はアップデートで改善されているのかもしれません)
普通にナビする分には合格点なのですが、1日や2日のツーリングで課金してまで使うメリットは全くないなという感想です。
日本一周のように連続して毎日使うなら変な道に誘導されにくいし許せるかな?という感じです。
PCでルート作成も便利だとは思いましたがgooglemapでもできる、というか有料プランのほぼすべてのことがGoogleMAPでできる事なので、変な道に誘導されにくい事にお金を払っているのかな?と思いました。

電波の届かない北海道の林道もナビしてくれました。僕の場合はSIMの入っていないサブスマホをナビ用に使用したので、オフライン機能の恩恵はありましたが、この機能も現在普及しつつあるバイク用のスマートモニターを使えばメインスマホでオンラインマップを使うことができるのでメリットが薄くなってくるなと感じました。
今後のアップデートで操作面・インターフェースでバイク用にさらに特化してくれることに期待したいですが、どうなんでしょう?
無料のgoogleMAPが強すぎる。
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