バイクでカメラの持ち運び方法を紹介。カメライダーの積載とカメラバッグ選び。


ツーリングに出かけるとついバイクを停めて写真を撮りたくなりますよね

スマホのカメラでも綺麗に撮れるけど良い場所ではやっぱりちゃんとしたカメラで撮りたい。
そんな僕もカメライダーの端くれ。
バイクに乗り始めた頃からどうやってバイクでカメラを運ぶか考えてきました。
そんなバイクでのカメラ積載方法をご紹介します。

大まかに積載方法を紹介

積載するカメラ量は
一眼カメラ本体(レンズ付状態)
交換レンズ2~3本
その他清掃道具、モバイルバッテリー等
を目安に話を進めていこうと思います。

まず、バイクにカメラを積載するうえで求めるポイントは
防水性(雨対策)
カメラへ伝わる振動の少なさ
積載重量
カメラの出し入れのしやすさ
以上が僕がバイクでカメラを持ち運ぶときにまず考慮する点になります。
そして積載方法ですが
①シートバッグ(ソフトタイプ)に収納
②ハードケース(トップケース)に収納
③バックパックに収納(背負う)
④その他(ヒップバッグ・サイドケース等)
僕がパッと思いつくのはこの辺りです。

各積載方法の紹介

では各積載を紹介します。

基本的にバイクでのカメラの収納場所はトップケース(シート上)。
ここが一番適していると思っているのでシート上を中心に記載していきます。

①シートバッグ(ソフトバック)に収納


これが手軽で一番一般的だと思います。

シートバッグと言っても大きさや素材違い等色々ありますが、防水の袋タイプのような物はカメラの出し入れが面倒なのでカメラ収納には適しません。
なので鞄タイプが基準になります。
鞄タイプは基本的に防水ではなくレインカバーで雨対策をすることになります。
また大きさですがカメラだけを収納するにしても最低限容量15Lは必要だと思います。
シートバッグにカメラ直入れではなくクッション性のあるカメラバッグやレンズポーチ等に収納しシンナーバッグとして収納するのがベターです。
カメラは振動に弱いのでクッション性のあるカメラバッグがおすすめ。

シートバッグの防水カバーだけでは心配ですのでカメラバッグ自体が防水だと突然の雨でも安心です。

雨の降り始めでカバーやレインウエアを着ようかどうか迷うあの間も安心。
シートバッグは基本的にリアシートに乗せるので積載物の重量を気にすることは少ないでしょう。(キャリア積載は除く)

シートバッグにカメラ個別収納
大型シートバッグに収納するならカメラバッグを丸ごとシートバッグに収納、小型シートバッグなら個別に収納をお勧めします。
カメラバッグならばバイクを降りて観光地を回る時もバッグごと持っていけばいいのでカメラの持ち運びが楽で良いです。
メリット:導入が楽・カメラが比較的出し入れしやすい・どんなバイクにも積載可・バイクのスタイルに合った形状を選べる
デメリット:雨対策が必要・防犯面が心配
出し入れしやすさ 3.5
防犯性・防水性 3
導入コスト/コスパ 4
おすすめ度 3.5

シートバッグなのでカメラへのアクセスは良好です。
撮影したくなったらサッと停まってサッっとカメラを出して撮影、サッっと戻すという動作は比較的容易です。

出し入れしやすい反面防犯性は良いとは言えません。
シートバッグは南京錠でファスナー部を施錠できますがシートバッグ自体の取り付けは防犯性が安心できるものとは言い難いです。
バイクという物で運搬する以上どこかで妥協する事が重要となります。
防水性は防水カバーなので手放しで安心とは言い難いので中に入れるカメラバッグで防水を補うといいでしょう。
導入コストはシートバッグ自体はそこまで高いものでもなく、バイクで出かける以上はほぼ必要な物なので使いまわしを考えてもコスパは良いと思います。

②ハードケースに収納


これもシートバッグに次ぐ一般的な積載方法です。
大まかに分けてアルミ製・樹脂製・コンテナボックス(通称ホムセン箱)があります。

バイクでのカメラ運搬はハードケースが最適解。できるならば・・・ですが

バイク専用品のアルミや樹脂ケースならば基本的に施錠可能・高い防水性・大容量とカメラ収納にうってつけです。


これもシートバックと同じでカメラバッグや個別のスリングバッグ等にカメラを入れてケースに収納します。
リュックタイプを入れてもいいですがショルダーベルト等が結構嵩張って邪魔だったりします。


僕はハードケース+上開き式のカメラバッグで運搬しています。

メリット:防水・防犯性が高い。カメラの出し入れが楽。
デメリット:導入コストが掛かる。積載重量問題。
出し入れしやすさ 5
防犯性・防水性 4.5
導入コスト/コスパ 1.5
おすすめ度 4.5

先程も書きましたがバイクでのカメラ運搬の最適解。できる事ならハードケース運用がおすすめ。

シートバック以上にカメラへのアクセスが容易です。
カメラの出し入れは10秒ほどで済みます。

防犯性は施錠可能なので高く純正品なら車体とのワンキーも可能です。
バイクの積載においてはこれ以上ない防犯性です。
防水性もちゃんとした品なら問題なし。

雨でドロドロになってもカメラは安心です。アルミ製ならもしもコケても中身は安心。
ネックなのは導入コスト。
ケース自体がアルミで3万~6万前後・樹脂で1.5万~5万ほど。これに車種別のキャリアやベースプレートが必要になります。
また、ケースに最大積載重量が決まっておりキャリア自体にも最大積載重量が決まっています。
大きさによりますがアルミで4~5kg・樹脂で2~4kg程あります。
カメラ一式で重量が3kgになることもあるのでケース自体の重量+機材だと中々の重量です。
シートバッグのようにリアシートに乗せるならあまり重量は気にしなくていいですが、キャリアだと専用品でも10kg前後が最大積載重量となっていて汎用品はさらに積載量が低い傾向なので注意が必要です。
最大積載重量以上の積載は自己責任です。過積載時だけでなく金属疲労により走行中にケースの取り付け部が破損して落下・・・なんてことがあります。

どの積載方法でも当たり前ですが日頃の各部のチェックやツーリング中のチェックが大事になります。
ここまではアルミ・樹脂ケースの話。
コンテナボックスはハードケースの括りに入れていますが評価が違ってきます。
コンテナボックスの評価は
出し入れしやすさ 5
防犯性・防水性 3.5
導入コスト/コスパ 4.5
おすすめ度 4

カメラの出し入れはハードケースと同じでスムーズに行えます。

防犯性は元から鍵が付いている物もありますし自分で改造してロックできるようにもできます。
が、箱自体を積載するのにタイベルト等を用いる事が多いのでその部分が防犯面での弱点になります。

防水性はゴムパッキン付もあるので高めです。しかしカスタム等で穴をあけたりする場合も多く、その部分の防水対策はしっかりしないといけません。

導入コストは圧倒的に低いです。取り付け用のタイベルトを入れても5,000円程度に抑えることができます。
別途キャリアが無くてもリアシートに乗せれることも大きなメリットです。
樹脂とコンテナボックスは転倒時に割れてしまう可能性もあるので、もしもの時の対策はしておかないといけません。

③バックパックに収納


いわゆるリュック。
バイク用・カメラ用・アウトドア用等ありますが、どれが適しているのかは難しいところ。
一般用以外ならどのタイプでも防水性があるものが多いのが特徴。
カメラ用なら専用の仕切りがあるので収納は楽ですが、バイク・アウトドア用はやはり別途カメラやレンズポーチ・インナーケース併用の収納が吉。

気楽に使えて、バイクを降りてもそのまま行動できるのは大きなメリット。
ですが・・・
疲れるので長時間の使用はおすすめできません。
1,2時間くらいの使用ならいいですがライダー自身は身軽に乗るのがベターです。
メリット:導入が楽・身に着けている限りは防犯性は良い。
デメリット:疲労がたまりやすい。ちゃんとした物はそれなりに高い。
出し入れしやすさ 4
防犯性・防水性 5
導入コスト/コスパ 4
おすすめ度 2.5

カメラ用ならサイドオープン等で出し入れはしやすいです。
リュックは中で荷物が重なってしまい若干目当ての物を出しにくい事があります。

防水モデルなら防水性は高いですが、例えばポケットが多いと収納しやすいですが防水性が落ちる等、色々考えてバッグを選ぶ必要があります。
身に着けている状態なら防犯性は高いですね。
疲れた時にリアシートに括り付けたりできますが防犯性は下がってしまいます。

導入コストはピンキリですが、バイクに乗る以上通常よりバッグへの負荷は高いのでそれなりの物を買わないと結局後悔することになります。

ようこそバッグ沼の世界へ
疲労がたまりやすいので個人的にほぼ使うことは無いのですが、敢えて使うなら防水で外部収納の少ないロールトップタイプのカメラリュックですかね。

こういうやつ。

④その他


その他はタンクバッグ・サイドケース(バッグ)・ウエストバッグ等です。
基本的にカメラの収納には適していませんのでざっくり書きますが。
タンクバッグやウエストバッグのような物は容量が少なすぎます。コンデジ程度なら最適です。
大容量の物もありますが入れるものが重量物なカメラなのでタンクバッグは落下の可能性が高く、ウエストバッグのようなものは窮屈になりがちです。
サイドケース(バッグ)は重いものを重心下に配置できるのでよさげなのですが左右で重量のバランスを取らないといけませんし転倒時確実に接地してしまうのでの中身のダメージが心配です。
アルミケースならば中身に問題はありませんがバランスがやはり気になるので僕はおすすめしません。

他に気を付ける事

雨対策をどうするかは無論ですが熱対策も大事です。

冬はそこまで気にしないで良いですが夏が問題。
夏になると車のダッシュボードがアチアチだったり車内に残された幼児が・・・なんてニュースがあります。


カメラは精密機器。熱には弱いです。
外気温38℃なんて珍しくなくなってきていますよね。

気になったので以前真夏のアルミケースの内部温度を測ってみました。

関連記事

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詳しくは記事を読んでみてください。

そこまでヤバイって感じではなかったですが停車時は気を付けないといけないという感じでした。
真夏はできれば日陰に停めたいですねバイク的にも。


日光を吸収しやすい黒いケースは極力避けたいとか収納ケースの上に日よけ用のバッグを積むと良いことが分かりました。

黒は白より2~3割日光の熱を吸収するのでシルバーを選べるのはアルミケースのメリットですね。知らんけど。

まとめ

というわけで一般的なバイクでのカメラ積載について書いてきました。
できるならばアルミトップケースにカメラバッグを入れて運搬が僕は一番良いと思いますが、導入コストの高さとケースを取り付けれないバイクがあるのが問題ですね。
箱のスタイリングが好みじゃない人もいるでしょう。
カウル付きのスポーツバイクに樹脂やアルミケースは似合わない感じがします。
似合う似合わないは結構重要だと思います。だってそのカメラでバイクの写真撮りますし。
バイク・人が違えば積載方法も違う。千差万別・十人十色
なので、個人的なおすすめは
・アルミトップケース(or樹脂ケース)にカメラバッグを入れて運搬
・大型シートバッグにカメラバッグ(ショルダー型)で運搬
定番ですがベターです。
収納位置はリアシート(トップケース位置)が良いと思います。
重心が高くなるもののサイドケースに入れると左右の荷物バランスを考えないといけないし、一番使う収納ってトップケースだと思うのですよ。
サイドに引っかけているケースよりトップに乗せているケースの方が積載重量的にも安心できる気がするってのもあります。
そして外側のケース・バッグも重要ですが、中に入れるカメラバッグも結構重要で考えなきゃいけないポイントです。

僕はこのようなスクエアタイプのカメラショルダーバッグをアルミケースに入れて運用しています。

トップケースにすっぽり入るものを選んでいます。
防水・防犯性も良く、上面オープンのバッグなのでケースを開ければすぐカメラにアクセスできます。
カメラバッグなので小物の収納にも優れていてモバイルバッテリーや充電ケーブル等の電子機器系は一式バッグに収納できるのでバイクを離れての撮影時や宿泊地に着いた時中のバッグを持っていけば済むのも楽。
最近まではこれで満足していたのですが、クッション性少なくていいのでもっと入る方が良いとか、リュックタイプの方が降りた後撮影時楽だから・・でもリュックは嵩張るのでケースに入らない・・・ケース大きくしたい・・・
とか考えるようになり
積載バッグもインナーバッグも素敵な沼が待っています。
色々考えて積載するのもバイクの楽しみです。

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