他の日本一周勢と比べても多少快活比率が高いと思います。
今回は多くの旅人が”実家”と呼び愛してやまない快活クラブでの宿泊について書いていこうと思います。
快活クラブとは!?
意識しないにせよ殆どの方が1度は見たことのあるオレンジ色の店舗。
いわゆるインターネットカフェと呼ばれるもので、業界最大手のチェーン店です。
スーツのAOKIやカラオケコートダジュールで有名なAOKIホールディングスが運営しています。
快活クラブのある場所
快活クラブは主に主要な国道・バイパス沿い・大きな駅前にあることが多く、すべての都道府県にあります。
基本的に駅前店舗以外は駐車場がありますが、駅前店舗は駐車場がない事があるので注意。
地図上では引いているので多少店舗のピンが省略されていますが、かなりの数です。
基本的に全都道府県・県庁所在地には必ずあります。
四国と紀伊半島は店舗数が少ないのですが、旅中今日の宿どうしよう?って悩んでも概ねどこかしらの快活に行くことができます。
この包囲網を見れば明らかですが業界最大手です。
料金形態
席の種類 | シートの種類 | 特徴 | おおよその値段(12時間パック) |
飲み放題カフェ | オープンシート | ・最安料金 ・充電用のコンセント有 ・ドリンクバーOK・簡易的な仕切りはあるがプライべート空間はない ・心が強ければ寝れる ・荷物を置くスペースは基本椅子の下と足元 ・PCはない |
約1,600~2,000円 |
ブース席 | リクライニングシート フラットシート マッサージシート |
・部屋の中ではベーシック ・ドリンクバーOK ・天井以外は囲まれていてある程度のプライベート空間 ・PCが使える ・貴重品入れ有 ・荷物を置く棚あり・天井からの明かりが気になる ・店内の空調がモロに当たる場所がある ・隣の人の音が気になる |
約2,300~3,000円 |
鍵付完全個室 | リクライニングシート フラットシート |
・鍵付きで安心 ・ブース席と同じメリット ・完全なダークルームにできる ・料金が一番高い ・室内でドリンクバーや店内注文の食事は食べれない |
約3,300~4,000円 |
ざっくりと席・シートの特徴と料金を書いておきました。
快活クラブの使い方を順を追って紹介
1.駐車場
2.入店
入ってすぐに受付があります。
人が入ると音が鳴って店員さんが出てくるので会員カード(スマホアプリ)を提示して席を取ります。
レジ横のモニターに店内MAPが表示されていて空いている席が分かるので番号を定員さんに伝えればOKです。
席番号言わずに「マットの鍵付個室で~」という感じで言っても店員さんが席を決めてくれます。
最近は入退店が無人で機械が置いてある店舗もあります。
便利ですがわからなければ横にボタンがあるので店員さんを呼びましょう。
料金は退店時に支払います。
3.自分のブースへ
店によってはレジから奥のスペースに鍵付きの扉があって、入館時に貰えるレシートのバーコードを扉横のリーダーに読ませて施錠を解除する店舗もあります。
自分のブースへ行けば自動でPCが起動しています。
ブースに入れば後は自由時間、好きに過ごしましょう。
4.退店
快活は料金後払い制。
入店時に貰う伝票をレジに持って行って清算します。
無人精算機のみの場合もありますがわからない場合は店員さんを呼ぶボタンがあります。
快活クラブは途中退出OK
快活の設備
快活クラブには日本一周をする人には助かる設備が多数あります。
というかここだけで旅のほぼすべてが事足りると言ってもいい程。
ブース席
ブース席は大まかに3種類。
・完全フラットのマット席
・リクライニングチェア席
・マッサージシート席
宿泊に使うならマット席一択。
ブースのマット席はこんな感じ。
身長180cm越えとかでなければ概ね足を伸ばして寝れると思います。
ブース席は僕が一番使用した席なので少し多めに紹介します。
オープンシートにはこの機能はありませんので、入館時に貰う伝票に入店時間が書いてあるのでそこから算出しましょう。
PCの上には棚とカギがかけれる小物入れ。
僕はここにヘルメットを置いています。
無駄に縦に長いです。
入口にブーツも置けるくらいのスペースと館内移動用のスリッパがあります。
宿泊目的なら必要です。
鍵付完全個室
・空調がある
・ハンガーが2本
・鍵付き小物入れがない
・室内を完全消灯できる
・室内でドリンクバーや快活クラブ内で購入したものの飲食禁止
ドリンクバー
インターネットカフェといえばこれ。
快活クラブはコカ・コーラー社の銘柄のドリンクバーがあります。
そのほかにもインスタントの味噌汁やお吸い物、紅茶等数種類あります。
お湯もあるのでカップ麵を作ることもできます。
またソフトクリームの機械もあります。
ドリンクバーは24h使用可能ですが、ソフトクリームは深夜帯は機械清掃の為食べれません。
ドリンクバー・ソフトクリームは鍵付き個室での持ち込みが禁止されていますので別途専用スペースで食べることになります。
それ以外のブースでは中で飲食することができます。
無料朝食
朝は無料で食パンが食べれます。
自分でトースターで焼きます。
マーガリンだけしかないので味気ないですが、ドリンクバーのココアやソフトクリーム一緒に食べたりして味変ができます。
僕はご当地パンを食べたかったので旅中1度も快活パンを食べることはなかったのですが、お腹を満たす分にはいいと思います。
シャワー
店舗によってはない店もありますが24h使えるシャワースペースがあります。
シャワーの有無は快活クラブの公式HPから調べることができます。
GoogleMAPで行きたい店舗を検索してそのお店のHPに行けば有無が分かります。
快活クラブのみの店舗だとシャワースペースが1つの店が多く、規模の大きい店や新しい店は複数あります。
・コインランドリー
順番・乾燥待ちで寝るに寝れないことも・・・
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・パソコン
僕は自前のノートPCを使うことがほとんどだったのでPCは使用時間確認くらいしか使っていませんでしたが、ノートPCを持っていない方には明日のルートを調べたりするのに便利なPC。
ゲーミングPC・オフィスが使えるPC・TVが見れるPC等、PCも数種類あって席によって設置PCが違うのですがPCで席を選ぶことはあまりないと思います。
どこの快活クラブも回線速度は申し分ありません。
店内はwifiが飛んでいますし、通信速度で困ることはありません。
僕はGoProの撮影データを毎晩クラウドにアップロードしていました。
快活なくして旅中毎日動画を撮影するなんて無理だと感じました。
快活を宿として使うポイント
ここからは半年で66回も快活に泊まった僕が得た快活を宿として使うポイントを紹介します。
僕が快活に持ち込む荷物
快活のブースは人1人寝て隣に荷物を置けるくらいのスペースがあります。
人によっては大きなシートバッグを持ち込む人もいるみたいですがめんどくさそうなので僕は使うものと貴重品だけを持ち込んでいます。
・カメラ等の機材
・洗面用具
・動きやすい着替え
・持ち込みの飲食物
これくらいで、ライジャケやグローブはバイクのトップケースに入れて持ち込まないことが多かったです。
ゴミ箱に入るゴミなら回収してもらえるので旅中のごみ問題も多少気にせずにいいです。
店舗によって料金が違う
快活は店舗によって料金が違います。
バラバラ、という訳でなく概ね料金は3パターンあります。
これは山梨の甲府周辺ですが、このエリアには3店舗あります。
こういった近場(移動時間30分以内)に店舗が密集しているエリアは多々あります。
同じエリア内でも料金が店によって違います。
店ごとに設備も規模も違うので安い方ががいいとは一概には言えませんが、すぐ移動できる範囲なら基本的には安い方がいいですよね?
株主優待を使うべし
入店時間の調整
想定している料金パックに収めるために、快活に入る時間を周辺で時間をつぶして調整することをログイン調整と呼んでいます。
パック各パックの差は400~600円程ですができれば宿泊費は安くしたい。
快活に入って調べ物やSNS更新とかするなら快活でやらずに外でやる方がいい場合もあります。
作業込みの12時間パックより外で作業して9時間パックにして本当に寝るだけの場所として考える。
又はログイン調整した分、朝出発を遅くしてゆっくり寝る。
そんなログイン調整できる場所は
・イオンモール等のフードコートやイートインスペース
最近はフードコートやイートインが多い店も多く、電源やwifi完備の所も多いのでSNS更新や調べものをする作業の場としては優秀です。
特にイオンはお惣菜も安く買えるので、安く食事しつつ作業して時間を潰すのに最適です。
・ファーストフード店
マクドナルドやスタバ等もwifi・電源があるのでログイン調整には向いています。
ただ食事ではないカフェ系はそんなのにお金使うくらいならさっさと快活へ行った方がいいとは思います。
・銭湯・温泉
快活にシャワーはあるけど湯船につかりたい事も多々あるので銭湯・温泉は定番。
サウナがあれば長時間滞在余裕。
ノートPC広げて作業できる環境の場所は少ない。
僕は12時間パック多用で20時入り8時出くらいが多かったのでそこまでログイン調整はしなかったのですが、こういう所で時間を潰すことができます。
快活はナイトパック8時間で寝るだけという方もいました。
また、快活は途中で席の変更が可能です。
駐車場での防犯
夜に人が集まりやすい場所だし、若者が集まりやすい場所なのでイタズラが気になります。
早朝に人のバイクの前で記念撮影している若者グループを旅中数回見たので危機感はありますね。
ほぼ9割車の駐車場に停めていた僕ですが運よく被害はありませんでしたが、防犯対策はした方がいいと思います。
快活に限らずよくいるのですが、快活の駐車場で気になるしほぼ100%といっていい確率でいるずっと車にいる人。
ログイン調整や帰る前に時間潰しているパターンでしょうが、なんとなく怖いんですよこういう車。
店内入った後バイクにいたずらや荷物盗難されるんじゃないかって。
僕はディスクロックだけでしたが、バイクカバーや日本一周看板は夜外しておく人も結構いました。
個人的に快活のような場所で盗難よりも悪戯が怖くロック系よりもカバーのほうが効果あるような気もしました。
カバー無しバイクや看板をつけっぱなしのお陰で快活での日本一周勢との出会いもあるあるなので難しい所です。
快活の席選びのポイント
快活に入ってまずSNS更新や調べ物をするならオープンシートに入っておいてそこで作業して、寝るときだけブースや鍵付きに移動すると多少安くなります。
僕の場合はブース席のフラットを使うことが一番多かったです。
数回リクライニング席を試しましたが、荷物を地面に置かないといけない点やフラットシートの方がよく寝れる傾向にあったのでフラットシートをお勧めします。
特に40番と65番が良いです。
必要な荷物を1度で持っていけないことも多く、入口から近いと往復しやすいのでお勧め。
これもポイント。通路は入退店の客やドリンクバーを取りに行く客で雑音が多いから。
経験上カラオケやダーツブースの客は通路通る時もうるさいのでの動線付近の席は雑音が多いです。・角ブース
これは言わずもがな角ブースは片隣が無いので両サイドにあるブースに比べてプライベート性と隣からの雑音が減ります。
65番席は角で背面には席がないのでこの店では一番いい席だと思います(僕調べ)
最近は減少傾向ですが、喫煙エリアは臭いが少し気になりますが逆に使用者が少なく寝る際静かな場合もあります。
僕はもちろん入れないのでどのような設備かは知りませんが💦
安眠を得るために
また周辺の雑音も気になります。
ちなみにこれは僕が編み出したブース席をダークルームにする方法。
雨の日は快活停滞もあり
アプリを使う
アプリのメリットは
・会員証代わりになる
設定しておけばアプリが会員証になります。
支払いもPaypay等を使えば財布要らずです。
・ポイント数、ランク確認ができる
これはレシートを見れば記載されていますがアプリでいつでも確認できます。
快活にはポイントランクがあってこのようにランクが上がるごとにポイント付与率が変わります。
月1万使えばプラチナなので日本一周中なら週1くらいで使えばプラチナ余裕なので、快活使わない縛り等無ければ大体プラチナです。
100円で5ポイントなので1泊2,000円くらい使うので1泊すると100円分帰ってきます。
クーポンがある
入店前に使用しておけば精算時に100ポイント加算されます。
毎週発行されてたのでそれだけで月4~500円分もらえます。
ランク特典のポイントもあるので僕の場合は旅中3回分くらい実質タダで使えるくらいポイントが貯まりました。
空席情報・部屋の予約ができる
基本的にブース席が埋まることはほぼ無いですが、何かしらの祭りの時期や7月の北海道旭川の金・土・日の夜のブース席が満席になっていることがありました💦
あと、鍵付きは埋まることが多いので快活へ向かう前に一応確認しておくのが吉です。
ちなみに予約は鍵付きのみですし当日や前日予約はできず3日前からしかできないので日本一周ではほぼ使い物になりません。